【肝細胞がん(ALBIグレード別):一次治療(PFS,OS)】「テセントリク+アバスチン」vs「ネクサバール」

IMbrave150(Liver Cancer)                    

切除不能な肝細胞がんと診断された人が初めての全身治療を考える場合、「テセントリクアバスチン」治療を選択することで、「ネクサバール」治療を選択した場合を上回る生存期間、無増悪生存期間が期待できるが、その効果は肝予備能が高い人(ALBIグレード1)で顕著である。

ALBIグレードは、腹水や脳症の因子を含まないアルブミンと総ビリルビンのみを用いた肝予備能評価法であり、ベースライン時のALBIグレードにより、グレード1:≦-2.60以下、グレード2:-2.60〜≦-1.39以下、グレード3:>-1.39別に事後探索的解析が行われた。本試験にはALBIグレード3は登録されていなかった。

【発表】

2023年3月4日

【試験名】

IMbrave150(Phase 3)〔NCT03434379/jRCT2080223820

【試験参加国】

日本(千葉大学医学部附属病院、国立がん研究センター東病院、久留米大学病院、札幌厚生病院、北海道大学病院、金沢大学附属病院、北里大学病院、熊本大学病院、大阪公立大学医学部附属病院、近畿大学病院、佐賀県医療センター好生館、静岡県立静岡がんセンター、武蔵野赤十字病院)、米国、オーストラリア、カナダ、中国、チェコ、フランス、ドイツ、香港、イタリア、韓国、ポーランド、ロシア、シンガポール、スペイン、台湾、英国

【原著】

Liver Cancer. 2023 ;12:479-493. [PubMed: 37901766]

【さらに詳しく】

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