「テセントリク+アブラキサン」は、「PD-L1陽性のホルモン受容体陰性かつHER2陰性の手術不能又は再発乳がん」を効能及び効果として2019年9月20日に承認された治療レジメン。
「テセントリク+アブラキサン」併用療法は、化学療法未施行の切除不能あるいは転移トリプルネガティブ乳がんに対し、「アブラキサン」単剤治療を上回る無増悪生存期間および生存期間が期待できることがPhase 3試験『IMpassion130』によって示されており、PD-L1陽性の転移・再発トリプルネガティブ乳がんに対して強く推奨されている。
「テセントリク+アブラキサン」併用療法の主な副作用は、脱毛症(58.9%)、疲労(45.9%)、悪心(44.9%)、貧血(26.5%)、下痢(22.2%)、好中球減少症(22.2%)、末梢性ニューロパチー(21.1%)等。
【承認日】
2019年9月20日
【効能及び効果】
- PD-L1陽性のホルモン受容体陰性かつHER2陰性の手術不能又は再発乳癌
【さらに詳しく】
- アテゾリズマブがTNBCに適応拡大、免疫CP阻害薬で初/中外製薬〔ケアネット〕
- PD-L1陽性進行トリプルネガティブ乳癌の1次治療としてアテゾリズマブが承認〔日経メディカル〕
- 「テセントリク」、免疫CP剤初のTNBC承認取得 中外製薬〔日刊薬業〕