【結腸がん:術後治療(3年OS)】「カペシタビン」vs「5-FU+ロイコボリン」

X-ACT(NEJM)                          

手術後の補助化学療法として、経口投与ができる「カペシタビン」を選択しても、急速静注の「5-FUロイコボリン」を選択した場合と遜色ない3年生存率、3年無病生存率が期待できる。

試験では「カペシタビン」治療を受けた人の3年無病生存率、3年生存率はそれぞれ64.2%、81.3%であった。「5-FUロイコボリン」治療を受けた人の3年無病生存率、3年生存率はそれぞれ60.6%、77.6%であった。

この結果に基づいて、日本では2007年12月に「結腸癌における術後補助化学療法」の効能・効果が追加承認された。

【発表】

2005年6月30日

【試験名】

X-ACT(Phase 3)

【原著】

N Engl J Med. 2005;352:2696-704. [PubMed:15987918]

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