
EMPOWER-Lung1(Lancet)
進行非小細胞肺がんと診断された人が初めての治療を考える場合、「抗PD-1抗体 リブタヨ」治療を選択することで、「化学療法」を上回る無増悪生存期間と生存期間が期待できる。化学療法を受けた人のうち74%が病勢の進行後に「リブタヨ」治療を受けていた。
「リブタヨ」治療を受けた28%にグレード3または4の治療関連有害事象を経験した。化学療法を受けた人では39%であった。
【発表】
2021年2月13日
【試験名】
EMPOWER-Lung1(Phase 3)〔NCT03088540〕
【試験参加国】
オーストラリア、ベラルーシ、ブルガリア、ブラジル、チリ、中国、コロンビア、チェコ、ジョージア、ギリシャ、ハンガリー、ヨルダン、レバノン、マレーシア、メキシコ、フィリピン、ポーランド、ルーマニア、ロシア、スペイン、台湾、タイ、トルコ、ウクライナ
【原著】
Lancet 2021; 397: 592-604. [PubMed: 33581821]
【こちらの図鑑も合わせて見る】
【さらに詳しく】
- cemiplimab単独療法、PD-L1≧50%進行NSCLCのOSとPFSを延長/Lancet〔ケアネット〕
- PD-L1高発現NSCLC1次治療、抗PD-L1抗体cemiplimab vs.化学療法(EMPOWER-Lung1)/ESMO2020〔ケアネット〕
- PD-L1の発現が50%以上の進行NSCLCの1次治療として抗PD-1抗体cemiplimabが有効【ESMO2020】〔日経メディカル〕
【他の治療選択肢】