
FLAURA(Jpn J Clin Oncol)
日本人でも、EGFR遺伝子変異陽性の非小細胞肺がんと診断された人が初めての治療を考える場合、「タグリッソ」治療を選択することで「イレッサ」治療を選択した場合を上回る無増悪生存期間が期待できる。
「タグリッソ」単独治療を受けた人の75.4%(vs 76.4%)で腫瘍が縮小。「タグリッソ」単独治療を受け、奏効した人は18.4ヵ月(vs 9.5ヵ月)奏効が持続した。
【発表】
2019年1月1日
【試験名】
FLAURA(Phase 3)〔NCT02296125/jRCT2080222917〕
【試験参加国】
日本(国立がん研究センター中央病院、九州大学病院、関西医科大学附属病院、金沢大学附属病院、国立がん研究センター東病院、神戸市立医療センター中央市民病院、四国がんセンター、宮城県立がんセンター、大阪国際がんセンター、近畿大学病院、北里大学病院、近畿中央呼吸器センター、仙台厚生病院、静岡がんセンター、横浜市立大学附属市民総合医療センター、神奈川県立循環器呼吸器病センター、横浜市立市民病院、神奈川県立がんセンター)、米国、オーストラリア、ベルギー、ブラジル、ブルガリア、カナダ、中国、チェコ、フランス、ドイツ、ハンガリー、イスラエル、イタリア、韓国、マレーシア、ポーランド、ポルトガル、ルーマニア、ロシア、スペイン、スウェーデン、スイス、台湾、タイ、トルコ、ウクライナ、英国、ベトナム
【原著】
Jpn J Clin Oncol. 2019;49:29-36. [PubMed: 30508196]
【さらに詳しく】
- FLAURA試験日本人サブセット、PFS19.1ヵ月/JJCO〔ケアネット〕
- オシメルチニブ、FLAURA試験の日本人サブグループ解析/日本肺癌学会2017〔ケアネット〕
- EGFR変異陽性非小細胞癌へのオシメルチニブの1次治療での日本人のPFS中央値は約19カ月【肺癌学会2017】〔日経メディカル〕
- 「タグリッソ」、PFSを有意に延長 日本人サブ解析で〔日刊薬業〕
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