GAIA-CLL13(NEJM)
TP53変異陰性の慢性リンパ腫と診断された、全身状態が良好な人が初めての治療を考える場合、「ベネクレクスタ+ガザイバ+イムブルビカ」治療または「ベネクレクスタ+ガザイバ」治療を選択することで「化学免疫療法(フルダラ+シクロホスファミド+リツキサン、またはトレアキシン+リツキサン)」を選択した場合を上回る3年無増悪生存率が期待できる。
一方、「ベネクレクスタ+リツキサン」治療を選択しても「化学免疫療法」を選択した場合を上回る3年無増悪生存率は期待しにくい。
「ベネクレクスタ+ガザイバ+イムブルビカ」治療を選択した人の18.5%は、グレード3または4の感染症を経験した。これは「ベネクレクスタ+リツキサン」治療(10.5%)、「ベネクレクスタ+ガザイバ」治療(13.2%)よりも高かった。
【発表】
2023年5月11日
【試験名】
GAIA-CLL13(Phase 3)〔NCT02950051〕
【試験参加国】
オーストリア、ベルギー、デンマーク、フィンランド、ドイツ、アイルランド、イスラエル、オランダ、スウェーデン、スイス
【原著】
N Engl J Med. 2023;388:1739-1754. [PubMed: 37163621]
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