【レジメン図鑑】イミフィンジ+イジュド+カルボプラチン+ペメトレキセド(PD-L1強陽性肺がん:一次治療)

イミフィンジ(一般名=デュルバルマブ)」は、2016年12月19日、「切除不能な局所進行の非小細胞肺がんにおける根治的化学放射線療法後の維持療法」に対して承認された後、2022年12月23日には「イジュド+プラチナ製剤を含む化学療法」との併用療法として「切除不能な進行・再発の非小細胞肺がん」の治療としても承認された。

イミフィンジイジュドカルボプラチンペメトレキセド」治療は、「PD-L1 TPS 1%以上で、全身状態良好(PS 0-1)なIV期非扁平上皮非小細胞肺がんに対する一次治療」としては行うよう推奨するだけの根拠が明確ではないと評価されている。

イミフィンジイジュド+化学療法」の主な副作用は、貧血(49.7%)、悪心(41.5%)、好中球減少症(30.0%)、食欲減退(28.2%)、疲労(24.5%)、下痢(21.5%)。

 

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【トライアル図鑑】POSEIDON(肺がん)
【試験名】 POSEIDON(Phase 3)〔NCT03164616/jRCT2080223617〕 【試験開始日】 2017年6月1日 【試験終了予定日】 2021年3月12日 【試験参加国】 日本(日本医科大学付属病院、国立がん研究センター中央病院、九州大学病院、広島市民病 ...
【肺がん(PD-L1強陽性):一次治療(OS)】「イミフィンジ+イジュド+化学療法」vs「化学療法」
POSEIDON(Clin Lung Cancer)                  EGFR遺伝子変異野生型かつALK融合遺伝子野生型の転移性非小細胞肺がんと診断された人が初めての治療を考える場合、PD-L1発現腫瘍の割合が50%以上の人では「化学療法」に「イミフィンジ」また ...

 

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【標準治療】PD-L1 TPS 50%以上の非小細胞肺がん
1. キイトルーダ単剤治療/テセントリク単剤治療 PD-L1 TPS 50%以上のⅣ期非小細胞肺がんに対して、PS0-1の場合、「キイトルーダ単剤治療」、「テセントリク単剤治療」が強く推奨されている。PS2の場合、「キイトルーダ単剤治療」が弱く推奨されている。 2. PD-1/P ...
【レジメン図鑑】キイトルーダ(PD-L1陽性肺がん:一次治療)
「キイトルーダ(一般名=ペムブロリズマブ)」は、2016年12月19日、「PD-L1陽性の切除不能な進行・再発の非小細胞肺がん」に対して承認された抗PD-1抗体である。 「キイトルーダ単剤治療」は、「全身状態良好(PS 0-1)なPD-L1 TPS 50%以上の非小細胞肺がん」に ...
【レジメン図鑑】キイトルーダ+カルボプラチン+ペメトレキセド(PD-L1強陽性肺がん:一次治療)
「キイトルーダ(一般名=ペムブロリズマブ)」は、2016年12月19日、「PD-L1陽性の切除不能な進行・再発の非小細胞肺がん」に対して承認された後、2018年12月21日には「カルボプラチン+ペメトレキセド」との併用療法として「切除不能な進行・再発の非扁平上皮非小細胞肺がん」の ...
【レジメン図鑑】テセントリク+カルボプラチン +パクリタキセル+アバスチン(PD-L1強陽性肺がん:一次治療)
「テセントリク(一般名=アテゾリズマブ)」は、2018年1月19日、「切除不能な進行・再発の非小細胞肺がん(二次治療)」に対して承認された後、2018年12月21日には「カルボプラチン+パクリタキセル+アバスチン」との併用療法として「切除不能な進行・再発の非扁平上皮非小細胞肺がん ...
【レジメン図鑑】キイトルーダ+カルボプラチン+アブラキサン(PD-L1強陽性肺がん:一次治療)
「キイトルーダ(一般名=ペムブロリズマブ)」は、2016年12月19日、「PD-L1陽性の切除不能な進行・再発の非小細胞肺がん」に対して承認された後、2018年12月21日には「カルボプラチン+アブラキサン」との併用療法として「切除不能な進行・再発の扁平上皮非小細胞肺がん」の治療 ...