
KEYNOTE-407(NEJM)
転移を有する扁平上皮非小細胞肺がんと診断された人が初めての治療を考える場合、「カルボプラチン+パクリタキセル(またはアブラキサン)」治療に「キイトルーダ」の上乗せを選択することで無増悪生存期間、生存期間の延長が期待できる。
グレード3以上の有害事象は「キイトルーダ+化学療法」を受けた人の69.8%(vs 68.2%)が経験した。「キイトルーダ+化学療法」を受けた人の13.3%(vs 6.4%)が有害事象のため治療を中止した。
本試験およびKEYNOTE-189試験の結果を受けて、2018年12月21日、「PD-L1発現にかかわらず切除不能な進行・再発の非小細胞肺癌 (非扁平上皮癌/扁平上皮癌)に対する初回治療としての併用療法」 への適応拡大が承認された。
【発表】
2018年9月25日
【試験名】
KEYNOTE-407(Phase 3)〔NCT02775435/jRCT2080223513〕
【原著】
N Engl J Med 2018; 379:2040-2051. [PubMed: 30280635]
【さらに詳しく】
- 扁平上皮非小細胞肺癌に対するペムブロリズマブと化学療法の併用〔NEJM日本語アブストラクト〕
- 扁平上皮NSCLCの1次治療、ペムブロリズマブ併用でOS、PFS延長〔ケアネット〕
- IV期扁平上皮がんへの免疫療法+化学療法併用について(解説:小林 英夫 氏)〔ケアネット〕
- 扁平上皮肺がん、ペムブロリズマブ+化学療法でPD-L1発現問わずOS、PFS改善(KEYNOTE-407)/ASCO2018〔ケアネット〕
- 進行扁平NSCLCの1次治療としてペムブロリズマブと化学療法の併用が化学療法のみよりOSとPFSを延長【ASCO2018】〔日経メディカル〕
- 進行扁平上皮NSCLCへのペムブロリズマブとタキサン系抗癌薬の併用は併用薬の種類を問わず有効【WCLC2018】〔日記メディカル〕
- 進行扁平非小細胞肺癌の1次治療としてペムブロリズマブと化学療法の併用がOSとPFSを有意に延長〔日経メディカル〕
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