【レジメン図鑑】キイトルーダ(PD-L1弱陽性肺がん:一次治療)

キイトルーダ(一般名=ペムブロリズマブ)」は、2016年12月19日、「切除不能な進行・再発の非小細胞肺がん(初回治療としての単剤治療としてはPD-L1 TPS 50%以上)」に対して承認された抗PD-1抗体であるが、2018年12月21日、「PD-L1陽性(TPS 1%以上)の切除不能な進行・再発の非小細胞肺がんに対する初回治療としての単剤治療」にも適応拡大された。

キイトルーダ単剤治療」は、「全身状態良好(PS 0-1)なPD-L1 TPS 1〜49%のⅣ期非小細胞肺がん」に対する一次治療においては、推奨するだけの根拠が明確ではないと評価されている。

2021年度の中央社会保険医療協議会(厚生労働省)「DPC導入の影響評価に関する調査(化学療法のレジメン)」によると、6,060名(3.8%)の入院患者に選択されていた。

【承認日】

2018年12月21日

【効能及び効果】

切除不能な進行・再発の非小細胞肺癌

【さらに詳しく】

 

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【PD-L1陽性肺がん(PD-L1弱陽性):一次治療(OS)】「キイトルーダ」vs「化学療法」
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他の治療選択肢を見る

【標準治療】PD-L1 TPS 1〜49%の非小細胞肺がん
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