MONALEESA-2(NEJM)
ホルモン受容体陽性HER2陰性の再発または転移性乳がんと診断された女性が初めての治療を考える場合、「フェマーラ」治療にCDK4/6阻害薬「リボシクリブ」治療の上乗せを選択することで、生存期間の延長が期待できる。
「リボシクリブ」の日本での開発は中止されている。
【発表】
2022年3月10日
【試験名】
MONALEESA-2(Phase 3)〔NCT01958021〕
【試験参加国】
米国、アルゼンチン、オーストラリア、ベルギー、ブラジル、カナダ、チェコ、デンマーク、フィンランド、フランス、ドイツ、ハンガリー、アイルランド、イスラエル、イタリア、韓国、レバノン、オランダ、ノルウェー、ロシア、シンガポール、南アフリカ、スペイン、スウェーデン、台湾、タイ、トルコ、英国
【原著】
N Engl J Med 2022; 386:942-950. [PubMed: 35263519]
【さらに詳しく】
- 進行乳癌に対するリボシクリブとレトロゾールの併用による全生存期間〔NEJM日本語アブストラクト〕
- 閉経後HR+HER2-進行乳がんの1次治療におけるCDK4/6阻害剤のOSに対する意義(解説:下村 昭彦 氏)-1515〔ケアネット〕
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- リボシクリブとレトロゾールの併用で進行乳がんの生存が延長〔海外がん医療情報リファレンス〕
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レトロゾールと併用の第Ⅲ相ランダム化比較試験MONALEESA-2〔Medical Tribune〕 - 転移性乳がんに対する初回ホルモン療法へのCDK 4/6阻害薬併用で全生存期間が延長〔海外がん医療情報リファレンス〕
- HR陽性閉経後進行乳癌の1次治療でCDK4/6阻害薬ribociclibとレトロゾールの併用療法はOSを有意に延長【ESMO 2021】〔日経メディカル〕
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