【レジメン図鑑】「ハーセプチン+パージェタ+ドセタキセル」(HER2陽性乳がん:一次治療)

パージェタ(一般名=ペルツズマブ)」は、2013年6月28日に「HER2陽性の手術不能または再発乳がん」について承認された抗HER2ヒト化モノクローナル抗体。「パージェタ」は「HER2陽性の手術不能または再発乳がん」に対し、ハーセプチンと他の抗悪性腫瘍剤との併用療法として承認されており、承認の根拠となったPhase3試験『CLEOPATRA』においては「パージェタハーセプチンドセタキセル」併用療法の「プラセボ+ハーセプチンドセタキセル」併用療法に対する無増悪生存期間、生存期間に対する優越性が示されている。

パージェタハーセプチンドセタキセル」併用療法は、HER2陽性転移・再発乳がんに対する一次治療一次治療として行うことが強く推奨されている。

【承認日】

2013年6月28日

【効能及び効果】

  • HER2陽性の乳癌

 

このレジメンの主なトライアルを見る

【トライアル図鑑】CLEOPATRA(HER2陽性乳がん)
【試験名】 CLEOPATRA(Phase3)〔NCT00567190/jRCT2080220775〕 【試験開始日】 2009年7月18日 【試験終了予定日】 2018年10月23日 【試験参加国】 日本(愛知県がんセンター、千葉県がんセンター、国立がん研究センター東病院、四国 ...
【HER2陽性乳がん:一次治療(PFS)】「パージェタ+ハーセプチン+ドセタキセル」vs「ハーセプチン+ドセタキセル」
CLEOPATRA(NEJM)                         遠隔転移を有するHER2陽性乳がんと診断された女性が初めて治療を考える場合、「ハーセプチン+ドセタキセル」治療に「パージェタ」治療の上乗せを選択することで、無増悪生存期間の延長が期待できる。 「パージ ...
【HER2陽性乳がん:一次治療(OS)】「パージェタ+ハーセプチン+ドセタキセル」vs「ハーセプチン+ドセタキセル」
CLEOPATRA(NEJM)                       遠隔転移を有するHER2陽性乳がんと診断された女性が初めて治療を考える場合、「ハーセプチン+ドセタキセル」治療に「パージェタ」の上乗せを選択することで、無増悪生存期間だけでなく、生存期間の延長も期待できる ...
【HER2陽性乳がん:一次治療(PFS、OS)】「パージェタ+ハーセプチン+ドセタキセル」vs「ハーセプチン+ドセタキセル」
CLEOPATRA(Lancet Oncol)                      遠隔転移を有するHER2陽性乳がんと診断された女性が初めて治療を考える場合、「ハーセプチン+ドセタキセル」治療に「パージェタ」の上乗せを選択することで、無増悪生存期間だけでなく、生存期間の延 ...
【HER2陽性乳がん:一次治療(8年OS)】「パージェタ+ハーセプチン+ドセタキセル」vs「ハーセプチン+ドセタキセル」
CLEOPATRA(Lancet Oncol)                    遠隔転移を有するHER2陽性乳がんと診断された女性が初めて治療を考える場合、「ハーセプチン+ドセタキセル」治療に「パージェタ」の上乗せを選択することで、8年無増悪生存率、8年生存率の向上、無増悪 ...