SUNLIGHT(NEJM)
転移性大腸がんと診断され、フルオロピリミジン、イリノテカン、オキサリプラチン、抗VEGF抗体、抗EGFR抗体(RAS野生型の場合)を含む2ライン以下の化学療法を受けたことがある人が次の治療を考える場合、「ロンサーフ」治療に「アバスチン」の上乗せを選択することで、生存期間の延長が期待できる。
主な有害事象は、好中球減少症、悪心、貧血。
【発表】
2023年5月4日
【試験名】
SUNLIGHT(Phase 3)〔NCT04737187〕
【試験参加国】
米国、オーストラリア、ベルギー、ブラジル、デンマーク、フランス、ドイツ、ハンガリー、イタリア、ポーランド、ロシア、スペイン、ウクライナ
【原著】
N Engl J Med. 2023 ;388:1657-1667. [PubMed: 37133585]
【さらに詳しく】
- 難治性転移性大腸癌に対するトリフルリジン・チピラシル配合剤とベバシズマブの併用〔NEJM日本語アブストラクト〕
- 既治療大腸がん、FTD/TPIへのベバシズマブ上乗せでOS延長/NEJM〔ケアネット〕
- 2レジメン以上の治療歴がある進行大腸癌でFTD/TPIとベバシズマブの併用はFTD/TPI単剤より有意に全生存期間を延長【ASCO GI 2023】〔日経メディカル〕
- トリフルリジン-チピラシルへのベバシズマブ上乗せで進行性大腸がんの生存率が向上〔海外癌医療情報リファレンス〕
- FTD/TPI+BEV、切除不能大腸がんのOS延長(SUNLIGHT)/大鵬〔ケアネット〕
- FTD/TPIとベバシズマブの併用療法はFTD/TPI単剤療法よりも進行大腸癌の全生存期間を有意に延長〔日経メディカル〕
- ロンサーフ/ベバシズマブ併用、大腸がんP3でOS延長 大鵬薬品〔日刊薬業〕
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