「ザーコリ(一般名:クリゾチニブ)」は、2017年5月18日、「ROS1融合遺伝子陽性の切除不能な進行・再発の非小細胞肺がん」の治療薬としても承認されたチロシンキナーゼ阻害薬である。
「ザーコリ単剤」治療は、ROS1融合遺伝子陽性Ⅳ期非小細胞肺がんに対し、行うよう推奨されているレジメンの一つである。
「ザーコリ単剤」治療の主な副作用は、トランスアミナーゼ増加(52.8%)、視覚障害(46.5%)、悪心(40.9%)、下痢(37.0%)、嘔吐(32.3%)。
【承認日】
2017年5月18日
【効能及び効果】
ROS1融合遺伝子陽性の切除不能な進行・再発の非小細胞肺癌
【さらに詳しく】
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【試験名】 PROFILE 1001(Phase 1)〔NCT00585195/jRCT2080223635〕 【試験開始日】 2017年9月12日 【試験終了予定日】 2022年1月19日 【試験参加国】 日本(愛知県がんセンター、兵庫県立がんセンター、近畿大学)、米国、韓国 ...
ROS1融合遺伝子陽性非小細胞肺がんと診断された東アジア人127名が「ザーコリ」治療を受けた結果、71.7%の人が治療に奏効し、19.7ヵ月間奏効が持続した。 【発表】 2018年3月29日 【試験】 Phase 2〔NCT01945021〕 【試験参加国】 日本(静岡県立静岡が ...
PROFILE 1001(NEJM) ROS1融合遺伝子陽性非小細胞肺がんと診断された50名が「ザーコリ」治療を受けた結果、72%の人が治療に奏効し、17.6ヵ月間奏効が持続した。 この試験の結果を受けて、米国では2016年3月23日に ...
PROFILE 1001(Ann Oncol) ROS1融合遺伝子陽性非小細胞肺がんと診断された53名が「ザーコリ」治療を受けた結果、72%の人が治療に奏効し、24.7ヵ月間奏効が持続した。生存期間は51.4ヵ月であった。 【発表】 2019 ...
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ROS1融合遺伝子陽性のⅣ期非小細胞肺がんに対して、「ザーコリ単剤治療」、「ロズリートレク単剤治療」のいずれかを行うよう推奨されている。 ...
「ザーコリ(一般名:クリゾチニブ)」は、2017年5月18日、「ROS1融合遺伝子陽性の切除不能な進行・再発の非小細胞肺がん」の治療薬としても承認されたチロシンキナーゼ阻害薬である。 「ザーコリ単剤」治療は、ROS1融合遺伝子陽性Ⅳ期非小細胞肺がんに対し、行うよう推奨されているレ ...
「ロズリートレク(一般名:エヌトレクチニブ)」は、2020年2月21日、「ROS1融合遺伝子陽性の切除不能な進行・再発の非小細胞肺がん」の治療薬としても承認されたチロシンキナーゼ阻害薬である。 「ロズリートレク単剤」治療は、ROS1融合遺伝子陽性Ⅳ期非小細胞肺がんに対し、行うよう ...
「レポトレクチニブ」はROS1融合遺伝子陽性の非小細胞肺がんに対して、2023年10月25日に承認申請されたROS1/TRK/ALKチロシンキナーゼ阻害薬。この申請は、Phase 1/2試験『TRIDENT-1試験』の結果に基づく。 【承認申請日】 2023年10月25日 【効能 ...
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