
EV-301(Cancer Med)
局所進行または転移性尿路上皮がんと診断され、プラチナ製剤を含む化学療法および抗PD-1抗体による治療歴のある日本人が次の治療を考える場合、「パドセブ」治療を選択することで、化学療法(ドセタキセル75mg/m2、パクリタキセル175mg/m2、ビンフルニン320mg/m2のいずれかを主治医が選択)を選択した場合を上回る生存期間が期待できる。
化学療法の奏効率が21.3%であったのに対し、「パドセブ」治療を受けた人の34.4%が治療に奏効した。
「パドセブ」治療を受けた人の75.0%がグレード3以上の治療関連有害事象を経験した(vs 63.9%)。
【発表】
2022年9月2日
【試験名】
EV-301(Phase 3)〔NCT03474107/jRCT2080224027〕
【試験実施国】
日本(京都大学医学部附属病院、横浜市立大学附属 市民総合医療センター、岡山大学病院、広島市立広島市民病院、東北大学病院、富山大学附属病院、札幌医科大学附属病院、日本医科大学附属病院、香川大学医学部附属病院、弘前大学医学部附属病院、山口大学医学部附属病院、がん研有明病院、慶應義塾大学病院、国立がん研究センター東病院、千葉県がんセンター、近畿大学病院、新潟大学医歯学総合病院、岩手医科大学附属病院、九州大学病院、筑波大学附属病院、徳島大学病院、大阪国際がん研究センター、原三信病院、大阪医科大学附属病院)、アルゼンチン、オーストラリア、オーストリア、ベルギー、カナダ、デンマーク、フランス、ドイツ、イタリア、韓国、オランダ、ポルトガル、ロシア、スペイン、スイス、台湾、英国、米国
【原著】
Cancer Med. 2023 ;12:2761-2771. [PubMed: 36052536]
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