【乳がんまたは卵巣がん】「アリセルチブ+パクリタキセル」vs「パクリタキセル」

進行乳がんまたは再発卵巣がんの人に対し、「パクリタキセル(毎週投与)」にオーロラキナーゼ阻害薬「アリセルチブ」の上乗せすることで、無増悪生存期間の延長の可能性が見出された。

試験では「アリセルチブパクリタキセル」治療を受けた人の86%がグレード3以上の薬剤関連性有害事象を経験した。「パクリタキセル(毎週投与)」単独治療を受けた人で経験した人は20%であった。主なグレード3以上の薬剤関連性有害事象は好中球減少症(77% vs 10%)、口内炎(25% vs 0%)、貧血(14% vs 3%)。有害事象のため74%の人が薬剤の減量が必要となった(vs 25%)。

【発表】

2018年10月18日

【試験】

Phase 2

【原著】

JAMA Oncol. 2019;5:e183773. [PubMed: 30347019]