【慢性リンパ性白血病:二次治療(5年OS)】「イムブルビカ+トレアキシン+リツキサン」vs「トレアキシン+リツキサン」

1ライン以上の治療を受けたことがある人が次の治療を考える場合、「トレアキシンリツキサン」に「イムブルビカ」の上乗せを選択することで、無増悪生存期間の延長が期待できる。

「プラセボ+トレアキシンリツキサン」治療を受けた人が増悪時に「イムブルビカ」のクロスオーバーが認められたにもかかわらず、「イムブルビカトレアキシンリツキサン治療を選択することで5年生存率が向上した。

イムブルビカトレアキシンリツキサン治療を受けた人の90.2%が5年間の間にグレード3以上の治療関連有害事象を経験した。グレード3以上の有害事象を経験する人は治療期間が長くなるにつれ、減っていった。治療開始から半年までの間に73.9%の人が、0.5〜1年間では45.1%の人が、1〜2年間では40.3%の人が、2〜3年間では33.0%の人が、3〜4年間では21.6%の人が、4〜5年間では22.3%の人が、5〜6年間では13.2%の人がグレード3以上の治療関連有害事象を経験した。

【発表】

2020年8月6日

【試験名】

HELIOS(Phase 3)〔NCT01611090

【原著】

Leuk Lymphoma. 2020 Aug 6 [PubMed: 32762271]

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