再発・難治性の慢性リンパ性白血病の人が次の治療を考える場合、「トレアキシン+リツキサン」治療にPI3Kδ阻害薬「イデラリシブ」の上乗せを選択することで、無増悪生存期間の延長が期待できる。
試験では、「トレアキシン+リツキサン」治療に「イデラリシブ」を上乗せすることで、無増悪生存期間が11.1ヵ月から20.8ヵ月に延長(p<0.0001)。
「イデラリシブ+トレアキシン+リツキサン」治療の主なグレード3以上の有害事象は、好中球減少、発熱性好中球減少症。試験では、「イデラリシブ+トレアキシン+リツキサン」治療を受けた人のうち、60%の人にグレード3以上の好中球減少、23%にグレード3以上の発熱性好中球減少症が23%が発症。
【発表】
2017年1月27日
【試験】
Phase 3〔NCT01569295〕
【原著】
Lancet Oncol. 2017 ;18:297-311. [PubMed:28139405]
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