【腎細胞がん:二次治療(OS)】「カボメティクス」vs「アフィニトール」

METEOR(Lancet Oncol)                     

進行淡明細胞型腎細胞がんと診断され、VEGF受容体-TKI加療後に進行した人が次の治療を考える場合、「カボメティクス」治療を選択することで「アフィニトール」治療を選択した場合を上回る無増悪生存期間、生存期間が期待できる。

カボメティクス」治療を選択することで奏効率の向上も期待でき、試験では3%から17%に向上した。

カボメティクス」治療の選択によって現れやすいグレード3以上の有害事象は、高血圧(15% vs. 4%)、下痢(13% vs. 2%)、倦怠感(11% vs. 7%)、手足症候群(8% vs. 1%)、貧血(6% vs. 17%)、高血糖(1% vs. 5%)、低マグネシウム血症(5% vs. 0%)。

カボメティクス」治療を受けた39%の人が、「アフィニトール」治療を受けた40%の人が重篤な有害事象が起こった。

【発表】

2016年6月5日

【試験名】

METEOR(Phase 3)〔NCT01865747

【原著】

Lancet Oncol. 2016 ;17:917-27. [PubMed:27279544]

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