【PD-L1陽性胃がん:一次治療】「キイトルーダ」vs「化学療法」

PD-L1 CPS1以上の人が初めての治療を考える場合、「キイトルーダ」単剤治療を選択しても化学療法(シスプラチン+5-FUまたはカペシタビン)に劣らない生存期間が期待できるが、上回る生存期間は期待しにくい。化学療法に「キイトルーダ」の上乗せを選択しても化学療法選択時を上回る無増悪生存期間は期待しにくい。

化学療法を受けた人の69.3%、「化学療法+キイトルーダ」治療を受けた73.2%の人がグレード3‐5の治療関連有害事象を経験した。「キイトルーダ」単剤治療を受けた人は16.9%であった。「キイトルーダ」単剤治療を受けた5%以上の人が経験したグレード3‐5の治療関連有害事象はなかった。「化学療法+キイトルーダ(vs 化学療法)」治療の主なグレード3‐5の治療関連有害事象は、好中球減少症(27.9% vs 25.2%)、貧血(14.3% vs 12.0%)、悪心(7.4%vs 7.6%)、食欲減退(7.0% vs 4.4%)、粘膜炎(6.1% vs 4.4%)、倦怠感(5.7% vs 7.6%)、嘔吐(5.7% vs 4.8%)。

本試験結果に基づいて、2019年10月4日、「キイトルーダ」が「治癒切除不能な進行・再発の胃がん」に対して承認申請された。

【発表】

2020年9月3日

【試験名】

KEYNOTE-062(Phase 3)〔NCT02494583

【試験参加国】

日本、韓国、台湾、香港、英国、米国、アルゼンチン、オーストラリア、オーストリア、ベルギー、ブラジル、チリ、コロンビア、チェコ、ドイツ、グアテマラ、ハンガリー、イタリア、ラトビア、リトアニア、メキシコ、オランダ、ニュージーランド、プエルトリコ、ロシア、南アフリカ、スペイン、スイス

【原著】

JAMA Oncol 2020; Sep 3. [PMID: 32880601]

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