1-2ラインの化学療法を実施したことがある人は、「アムルビシン」治療を選択しても無増悪生存期間、生存期間の延長は期待しにくい。
試験では、「アムルビシン」治療を受けた人の無増悪生存期間は3.6ヵ月、「ドセタキセル」治療を受けた人では3.0ヵ月と治療間に差はなかった。生存期間は「アムルビシン」治療を受けた人では14.6ヵ月、「ドセタキセル」治療を受けた人では13.5ヵ月と治療間に差はなかった。
「アムルビシン」治療を受けた14.4%の人が、「ドセタキセル」治療を受けた 19.6%の人が奏効した。
「アムルビシン」治療を受けた82.7%(vs. 78.8% )の人がグレード3以上の好中球減少症、63.3%(vs. 70.7%)の人が白血球減少症、13.3%(vs.18.2%)の人が発熱性好中球減少症を経験した。
日本の研究結果。
【発表】
2016年11月14日
【試験】
Phase 3〔NCT01207011〕
【原著】
Ann Oncol. 2017 ;28:285-291. [PubMed:28426104]