【70歳以上のHR陽性乳がん:術後治療(8年OS)】「内分泌療法+化学療法」vs「内分泌療法」

ASTER 70s(Lancet)                       

70歳以上で高リスクのER陽性HER2陰性浸潤性または局所再発乳がんと診断された女性が手術後の治療を考える場合、「内分泌療法(タモキシフェン、アロマターゼ阻害薬、タモキシフェン→アロマターゼ阻害薬)」に「化学療法(ドセタキセルシクロホスファミドドキソルビシンシクロホスファミド、非ペグ化リポソームドキソルビシン+シクロホスファミド)」の上乗せを選択しても、8年生存率の向上は期待しにくい。

グレード3以上の有害事象は、「内分泌療法+化学療法」を受けた人の34%が経験したのに対し、「内分泌療法単独治療」を受けた人では9%であった。また、「内分泌療法+化学療法」を受けた人では社会的機能、食欲不振、悪心・嘔吐など生活の質が有意に低下した。副作用や生活の質への悪影響を考慮すると、内分泌療法単独の治療戦略が推奨される。

【発表】

2025年8月2日

【試験名】

ASTER 70s(Phase 3)〔NCT01564056

【原著】

Lancet 2025; 406: 489-500. [PubMed: 40752909]

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