「キイトルーダ」治療を選択する場合、放射線治療の治療歴がある人の方が無増悪生存期間、生存期間の延長が期待できる。
放射線治療の治療歴がある人では、無増悪生存期間が4.4ヵ月、生存期間が10.7ヵ月。放射線治療の治療歴がない人では、無増悪生存期間が2.1ヵ月、生存期間が5.3ヵ月。
胸部放射線治療の治療歴がある人では63%の人に肺毒性が現れた。放射線治療の治療歴がない人で肺毒性が現れたのは40%であった。「キイトルーダ」治療と関連していた肺毒性はの発現率は、胸部放射線治療の治療歴がある人で13%、放射線治療の治療歴がない人では1%であった。
【発表】
2017年5月24日
【試験名】
KEYNOTE-001(Phase 1)〔NCT01295827〕
【原著】
Lancet Oncol. 2017 ;18:895-903. [PubMed:28551359]
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