【非扁平上皮肺がん:一次治療(PFS)】「シンチリマブ+化学療法」vs「化学療法」

ORIENT-11(J Thorac Oncol)                   

EGFR遺伝子変異もALK融合変異もない、非扁平上皮がんの人が初めての治療を考える場合、化学療法(シスプラチンまたはカルボプラチンペメトレキセド)に「PD-1阻害薬 シンチリマブ」の上乗せを選択することで無増悪生存期間の延長が期待できる。

シンチリマブ+化学療法」治療を受けた人の51.9%が治療に奏効した。「プラセボ+化学療法」治療を受けた人の奏効率は29.8%であった。

シンチリマブ+化学療法」治療を受けた人の61.7%がグレード3以上の有害事象を経験した。「プラセボ+化学療法」治療を受けた人では58.8%がグレード3以上の有害事象を経験した。

【発表】

2020年8月8日

【試験名】

ORIENT-11(Phase 3)〔NCT03607539

【試験実施国】

中国

【原著】

J Thorac Oncol. 2020 ;15:1636-1646.  [PubMed: 32781263]

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