GELA(Lancet Oncol)
81歳以上でびまん性大細胞型B細胞性リンパ腫と診断された149名が初回治療として「R-miniCHOP」治療を受けた結果、73%の人が治療に奏効した。生存期間は29ヵ月であった。
多変量解析において、血清アルブミン値 35g/L以下のみが独立した予後不良因子であり、アルブミン値が35g/Lを超える人では長期生存が強く期待できる。アルブミン値は、栄養状態、サイトカイン分泌、病勢の進行を反映しており、高齢者の治療耐性を示す重要なバイオマーカー。
主な有害事象は血液毒性で、グレード3または4の好中球減少は高頻度(40%)に見られるが、発熱性好中球減少症を経験した人は7%と比較的低率。G-CSF製剤が臨床判断で51%に使用されていた。治療関連死は8%(12/149名)、主な死因は敗血症、全身状態悪化。グレード3まはた4の血液毒性、感染症、治療関連死(5名)の多くが1サイクル目はリスク集中して発生しており、「R-miniCHOP」のリスク集中期である。入院管理や早期G-CSF介入を考慮する。
本試験結果を根拠に「R-miniCHOP」治療は80歳以上のびまん性大細胞型B細胞性リンパ腫に対する妥当な治療選択肢の一つとして推奨されている。入院治療を必要とするような毒性の割合が低く、80歳超の患者に対しても治癒を望めることが明らかになったとされている。
【発表】
2011年4月7日
【試験】
GELA(Phase 2)〔NCT01087424〕
【試験参加国】
フランス、ベルギー
【原著】
Lancet Oncol. 2011 ;12:460-8. [PubMed: 21482186]