NEJ45A(Lancet Respir Med)
PS2または3の進展型小細胞肺がんと診断された日本人53名が初めての治療として「イミフィンジ+カルボプラチン+エトポシド」治療を受けた結果、PS2の39名中26名(67%)、PS3の10名中5名(50%)が4サイクルを完遂でき、50.9%が治療に奏効した。
本試験は世界初のPS2-3患者を対象としたICI+化学療法の前向き試験。初回サイクルは減量投与(PS2:80%、PS3:60%)、副作用を見ながら増量可能とした。減量投与と漸増戦略により、PS不良群でも一定の忍容性を確保。PS2の人では奏効率52.4%、生存期間中央値11.3ヵ月、1年生存率50%と従来の治療成績を上回る。PS3の人では奏効率45.5%、生存期間中央値5.1ヵ月、1年生存率18.2%と効果は限定的だが、一部で長期生存も確認。
治療を受けた93%の人がグレード3以上の有害事象を経験した。主な有害事象は、好中球減少64%、白血球減少43%、発熱性好中球減少16%。
【発表】
2025年8月6日
【試験名】
NEJ045A(Phase 2)〔jRCTs031200319〕
【試験参加国】
日本(順天堂大学医学部附属順天堂医院、新潟大学医歯学総合病院、春日部市立医療センター、東邦大学医療センター大森病院、秋田厚生医療センター、大曲厚生医療センター、聖マリアンナ医科大学病院、広島県立広島病院、京都府立医科大学附属病院、仙台厚生病院、坂総合病院、獨協医科大学病院、旭川医科大学病院、東北大学病院、山形県立中央病院、栃木県立がんセンター、順天堂大学医学部附属練馬病院、済生会新潟病院、群馬県立がんセンター)
【原著】
Lancet Respir Med. 2025 Sep 29. [PubMed: 41033335]
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