【レジメン図鑑】ニュベクオ+ゾラデックス(唾液腺がん)

ニュベクオゾラデックス」併用療法は「アンドロゲン受容体陽性の根治切除不能な進行・再発の唾液腺がん」に対して、承認申請されている治療レジメン。この申請は、Phase2試験『DISCOVARY試験』の結果に基づいている。

現在、再発・転移を有する唾液腺がんに対し、HER2陽性に対する「ハーセプチンドセタキセル」併用療法、NTRK融合遺伝子陽性に対するNTRK阻害薬(ロズリートレクヴァイトラックビオータイロ)単剤療法が承認されているが、アンドロゲン受容体を標的とする治療は未承認である。Phase2試験(DISCOVARY試験)において、ニュベクオゾラデックスの併用は45.2%の良好な奏効率と高い忍容性を示した。同併用療法が承認されれば、アンドロゲン受容体陽性の唾液腺がん(唾液腺導管がんなど)に対する初の有望な標的治療の選択肢となる。また、患者の生活の質を著しく低下させる化学療法を開始する前に導入できる強力な治療選択肢となるため、日本の臨床現場における新たな治療戦略として大きく貢献することが期待される。

【効能及び効果】

アンドロゲン受容体陽性の根治切除不能な進行・再発の唾液腺癌