TOMAS2(Ann Oncol)
進行・転移性軟部肉腫と診断され、アントラサイクリン系製剤を含む化学療法を受けたことがある人が次の治療を考える場合、「ヨンデリス」治療に「リムパーザ」の上乗せを選択しても6ヵ月無増悪生存率の向上は期待しにくい。6ヵ月無増悪生存率は「リムパーザ+ヨンデリス」治療を受けた人で32%(vs 28%)であり、事前に規定した統計学的有意水準(p<0.10)は達成したが、全集団における上乗せ効果は限定的であった。
「リムパーザ+ヨンデリス」治療は、PARP1発現陽性例で陰性例より無増悪生存期間が有意に長かく、「ヨンデリス」治療に「リムパーザ」の上乗せを選択することで有意な無増悪生存期間の延長が期待できる(2.5ヵ月→4.3ヵ月)。
子宮平滑筋肉腫の人では「リムパーザ」の上乗せによる無増悪生存期間(中央値)の差は少ないものの(4.0ヵ月 vs 3.9ヵ月)、併用療法によって1年以上にわたって病勢がコントロールできる集団が存在し、1年無増悪生存率は42.9%(vs 0%)であった。
【発表】
2025年12月5日
【試験名】
TOMAS2(Phase 2)〔NCT03838744〕
【試験実施国】
イタリア
【原著】
Ann Oncol. 2025 Dec 5. [PubMed: 39231341]