【HR陽性乳がん:術後治療(8年DFS)】「ランマーク+アロマターゼ阻害薬」vs「アロマターゼ阻害薬」

ABCSG-18(Lancet Oncol)                     

ホルモン受容体陽性早期乳がんと診断され、手術を受けた女性が術後補助療法を考える場合、アロマターゼ阻害薬治療に「抗RANKL抗体ランマーク」の上乗せを選択することで8年無病生存率の向上が期待できる。5年無病生存率は「アロマターゼ阻害」のみの治療を受けた女性では87.3%であったのに対し、「ランマーク+アロマターゼ阻害薬」を受けた女性では89.2%であった。

主な重篤な有害事象は、変形性関節炎(3.6% vs 3.4%)、半月板損傷(1.3% vs 1.4%)、白内障(0.9% vs 1.7%)。

【発表】

2019年2月19日

【試験名】

ABCSG-18(Phase 3)〔NCT00556374

【原著】

Lancet Oncol. 2019 ;20:339-351. [PubMed:30795951]

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