HR陽性の人が手術後の治療を考える場合、「フェマーラ」を先行する治療を選択することで、「タモキシフェン」を先行する治療を選択した場合に比べ、5年無病生存率の向上が期待できる。とくに「フェマーラ」治療を選択することで遠隔再発のリスクを低下させる。
「タモキシフェン」治療を受けた人では、血栓塞栓症、子宮体がん、性器出血を経験した人が多く、「フェマーラ」治療を受けた人では、骨イベントと心イベントの発生率、高コレステロール血症の発生率が高かった。
【発表】
2005年12月29日
【試験名】
BIG 1-98(Phase 3)〔NCT00004205〕
【原著】
N Engl J Med. 2005;353:2747-57. [PubMed: 16382061]
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