MajesTEC-3試験は、前治療歴1〜3ラインの再発・難治性多発性骨髄腫に対し、BCMA標的二重特異性抗体テクベイリと抗CD38抗体ダラキューロの併用療法の有用性を検証したPhase 3試験である。本試験の最大の新規性は、異なる作用機序を持つ免疫療法薬の併用により、標準治療(DPdまたはDVd)と比較して病勢進行または死亡リスクを83%低減(HR 0.17)させるという劇的な有効性を示した点にある。
特筆すべきは、ダラキューロが免疫抑制細胞を除去しテクベイリのT細胞細胞傷害活性を増強するシナジー効果が臨床的に確認されたことである。また、化学療法を含まない「完全免疫療法」でありながら、CAR-T療法のような製造期間を要さず即座に使用可能な点や、投与スケジュールの同期により通院負担を軽減できる点も、実臨床への導入において革新的な意義を持つ。
【試験名】
MajesTEC-3(Phase 3)〔NCT05083169/jRCT2031210635〕
【試験開始日】
2022年6月7日
【主要評価項目】
無増悪生存期間
【サブルグープ解析】
年齢(65歳未満/65−74歳/75歳以上)、性別(男性/女性)、人種(白人/アジア人/黒人/その他)、地域(北米/欧州/その他)、抗CD38抗体治療歴(あり/なし)、レブラミド抵抗性(あり/なし)、腎機能(60mL/分以上/60mL/分未満)、PS(0/1以上)、対照群(DPd/DVd)、前治療歴(1ライン/2または3ライン)、ISS病期分類(Ⅰ/Ⅱ/Ⅲ)、骨外病変(あり/なし)、細胞遺伝学リスク(高リスク/標準リスク)、骨髄中形質細胞比率(30%以下/30超〜60%未満/60%以上)
【試験参加国】
日本(福岡大学病院、大垣市民病院、水戸医療センター、兵庫医科大学病院、東海大学医学部付属病院、湘南鎌倉総合病院、国立がん研究センター東病院、獨協医科大学埼玉医療センター、熊本大学病院、久留米大学病院、松本医療センター、名古屋市立大学病院、岡山医療センター、広島西医療センター、北海道大学病院、仙台医療センター、東北大学病院、日本赤十字社医療センター、岩手医科大学附属病院)、米国、アルゼンチン、ベルギー、ブラジル、カナダ、中国、デンマーク、フランス、ドイツ、ギリシャ、イタリア、韓国、オランダ、ポーランド、ロシア、スペイン、スウェーデン、台湾、トルコ、英国

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