【上咽頭がん:一次治療(PFS)】「アブラキサン+カペシタビン+シスプラチン」vs「ゲムシタビン+シスプラチン」

再発または転移性の上咽頭がんと診断された人が初めての治療を考える場合、「アブラキサンカペシタビンシスプラチン」治療を選択することで、「ゲムシタビンシスプラチン」治療を選択した場合を上回る無増悪生存期間の延長が期待できる。

ゲムシタビンシスプラチン」治療の奏効率は63%であったの対し、「アブラキサンカペシタビンシスプラチン」治療を受けた83%の人が奏効した。

アブラキサンカペシタビンシスプラチン」治療はグレード3または4の治療関連有害事象が「ゲムシタビンシスプラチン」治療より少なくなることが期待できる。白血球減少が10%(vs 33%)、好中球減少が15%(vs 40%)、貧血が2%(vs 20%)。

【発表】

2024年6月19日

【試験】

Phase 3

【試験参加国】

中国

【原著】

BMJ. 2024 :385:e077890. [PubMed: 38897625]