【限局性前立腺がん】「オルテロネル+放射線療法+アンドゲン除去療法」vs「放射線療法+アンドゲン除去療法」

NRG/RTOG 1115(Int J Radiat Oncol Biol Phys)          

リンパ節転移、遠隔転移が認められない高リスク前立腺がんと診断された人が初めての治療を考える場合、「放射線療法+アンドロゲン除去療法」に「オルテロネル」の上乗せを選択しても5年生存率の向上は期待しにくい。

高リスク前立腺がんの定義(以下のいずれか)

  1. Gleasonスコア ≥ 9、PSA ≤ 150 ng/mL、Tステージは問わない
  2. Gleasonスコア 8、PSA < 20 ng/mL かつ T2以上
  3. Gleasonスコア 8、PSA 20–150 ng/mL、Tステージは問わない
  4. Gleasonスコア 7、PSA 20–150 ng/mL、Tステージは問わない

オルテロネル」治療を受けた29%の人だけが、80%以上の投与量で治療を完遂できた。「オルテロネル+放射線療法+アンドロゲン除去療法」治療を受けた59.0%がグレード3以上の有害事象を経験し、この発現頻度は「放射線療法+アンドロゲン除去療法」治療の35.1%に比べ、有意に高かった。

本試験は「オルテロネル」の開発中止の決定を受け、2014年9月30日に登録が中止された。

【発表】

2025年7月23日

【試験名】

NRG/RTOG 1115(Phase 3)〔NCT01546987

【試験参加国】

米国、カナダ

【原著】

Int J Radiat Oncol Biol Phys. 2025 Jul 23. [PubMed: 40712984]