【局所進行上咽頭がん:化学放射線療法(3年PFS)】「カムレリズマブ+化学放射線療法」vs「化学放射線療法」

SYSUCC-MYC-2020-1103(BMJ)                 

IVA期上咽頭がんと診断され、導入化学療法後に画像およびEBV DNAによって高リスクと評価された人が次の治療を考える場合、「化学放射線療法」に「抗PD-1抗体(カムレリズマブ)」の上乗せを選択することによって3年無増悪生存率の向上が期待できる。

本試験の新規性は、導入化学療法後の画像評価とEBV DNA量に基づく「動的なリスク評価」により、真に再発リスクの高い上咽頭癌患者を特定して対象とした点である。従来の研究が治療前の病期のみに基づいていたのに対し、本試験は初期治療への反応性を加味することで治療の個別化を図った。具体的には、反応不良または進行期(T4/N3)の高リスク群に対し、標準的な同時化学放射線療法に加え、カムレリズマブを同時および維持療法として上乗せすることで、無増悪生存期間を有意に改善できることを示した点に意義がある。

【発表】

2026年2月10日

【試験名】

SYSUCC-MYC-2020-1103(Phase 3)〔NCT04453826

【試験実施国】

中国

【原著】

BMJ. 2026 :392:e085863. [PubMed: 41667193]