【胃がん:一次治療(S-1)】隔日投与 vs 毎日投与

初めての治療を考える場合、「S-1」の服薬間隔を毎日(標準)から隔日に空けることを選択すると、無増悪生存期間は短縮する。

試験では、「S-1」を週4日投与された人の無増悪生存期間は3.05ヵ月で、毎日投与された人の5.32ヵ月に比べ有意に短縮(p=0.010)。生存期間は、週4日投与された人で8.14ヵ月、毎日投与された人で12.61ヵ月(p=0.072)。

血液毒性は週4日投与された人の71.1%に、毎日投与された人の73.8%に認められた。グレード3以上の有害事象は、毎日投与された人で食欲不振(10%)、貧血(7%)、好中球減少症(5%)、倦怠感(5%)、週4日投与された人で貧血(10%)、食欲不振(5%)。

【発表】

2017年6月30日

【試験名】

JFMC43-1003(Phase 2)〔UMIN000004578

【原著】

Int J Clin Oncol. 2017 Jun 30. [PubMed: 28667408]