【胃がん(東アジア人):二次治療】「サイラムザ+パクリタキセル」vs「パクリタキセル」

既に化学療法を受けたことが次の治療を考える場合、東アジア人でも「パクリタキセル」治療に「サイラムザ」の上乗せを選択することで無増悪生存期間の延長が期待できる。

サイラムザパクリタキセル」治療を受けた34%の人で腫瘍が縮小した(vs 20%)。

パクリタキセル」治療に「サイラムザ」の上乗せを選択することでグレード3以上の好中球減少症(60% vs 28%)、白血球減少症(34% vs 13%)を経験するリスクが高まる。発熱性好中球減少症を経験した人は差がなかった(4% vs 4%)。その他、グレード1以上の出血(55% vs 25%)、蛋白尿(27% vs 7%)、高血圧(22% vs 2%)。

【発表】

2015年8月28日

【試験名】

RAINBOW(Phase 3)〔NCT01170663

【原著】

J Gastroenterol Hepatol. 2016;31:581-9. [PubMed: 26317322]

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