【肺がん:術前治療(PFS)】「化学療法→手術→化学療法」vs「手術」

CHEST(JCO)                          

IIB-IIIA期の非小細胞肺がんと診断された人は手術の前と後に「化学療法の実施」を選択することで無増悪生存期間、生存期間の延長が期待できる。

IB-IIA期の人は「化学療法の実施」を選択しても無増悪生存期間、生存期間の延長は期待しにくい。

補助化学療法は「術前補助化学療法」としてゲムシタビン 1,250mg/㎡とシスプラチン75mg/㎡ を1日目、8日目投与を1サイクルとし、3週ごとに3サイクル投与された。また「術後補助化学療法」はシスプラチン75mg/㎡ を1日目、8日目投与を1サイクルとし、3週ごとに3サイクル投与された。化学療法の奏効率は35.4%であった。最も多く発現したグレード3または4の治療関連有害事象は、好中球減少症、血小板減少症であった。

【発表】

2011年11月28日

【試験名】

CHEST(Phase 3)

【原著】

J Clin Oncol. 2012;30:172-8. [PubMed: 22124104]

【その他の選択肢】