結腸直腸がんの人が初めての治療を考える場合、「S-1+オキサリプラチン(SOX)」レジメンを選択しても「カペシタビン+オキサリプラチン(CAPOX)」レジメンに劣らない無増悪生存期間が期待できる。
試験では、「SOX」治療を受けた人の半数は8.5ヵ月以上増悪なく生存し、「CAPOX」治療の無増悪生存期間6.7ヵ月に劣らない結果を示した。
「SOX」治療を選択することで、グレード3−4の好中球減少症、血小板減少症、下痢が増加する。試験では好中球減少症が15%から29%に、血小板減少症が7%から22%に、下痢が4%から10%に増加。
「SOX」治療を選択することで、手足症候群の頻度は減少する。重度を問わない手足症候群は31%から14%に減少。
【発表】
2012年10月10日
【試験名】
Phase 3〔NCT00677443〕
【原著】
Lancet Oncol. 2012;13:1125-32. [PubMed:23062232]
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