【腎細胞がん:二次治療(OS)】「インライタ」vs「ネクサバール」

AXIS(Lancet Oncol)                           

進行淡明細胞型腎細胞がんと診断され、一次治療後に病勢が進行した人が次の治療を考える場合、「インライタ」治療を選択することで「ネクサバール」治療を選択した場合を上回る無増悪生存期間が期待できるが、生存期間の延長は期待しにくい。

インライタ」治療による主なグレード3以上の有害事象は、高血圧(17%)、下痢(11%)、倦怠感(10%)。「ネクサバール」治療の主なグレード3以上の有害事象は、手足症候群(17%)、高血圧(12%)。「インライタ」治療を受けた8%、「ネクサバール」治療を受けた4%が有害事象のため治療を継続できなかった。

【発表】

2013年4月16日

【試験名】

AXIS(Phase 3)〔NCT00678392

【原著】

Lancet Oncol. 2013;14:552-62. [PubMed: 23598172]

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