【腎細胞がん(日本人):二次治療】「インライタ」vs「ネクサバール」

AXIS(JJCO)                             

日本人でも進行淡明細胞型腎細胞がんと診断され、一次治療後に病勢が進行した人が次の治療を考える場合、「インライタ」治療を選択することで「ネクサバール」治療を選択した場合を上回る無増悪生存期間が期待できる。

インライタ」治療を受けた人の52.0%で治療が奏効、「ネクサバール」治療を受けた人で奏効したのは3.4%(p=0.0001)。

インライタ」治療による主な有害事象は、発生困難(68%)、高血圧(64%)、手足症候群(64%)、下痢(56%)。「ネクサバール」治療の主な有害事象は、手足症候群(86%)、高血圧(62%)、下痢(52%)。

【発表】

2013年4月28日

【試験名】

AXIS(Phase 3)〔NCT00678392

【原著】

Jpn J Clin Oncol. 2013;43:616-28. [PubMed:23630366]

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