【子宮体がん:一次治療(ORR)】「ドキソルビシン+シスプラチン」vs「ドキソルビシン」

EORTC55872(JCO)                        

進行または再発子宮体がんと診断された女性が初めての化学療法を考える場合、「ドキソルビシン」単剤治療に「シスプラチン」の上乗せを選択することで、奏効率の向上が期待できる。

試験では「ドキソルビシン」単剤治療の奏効率が17%であったのに対し、「ドキソルビシンシスプラチン」併用療法の奏効率は39%と有意に高かった(p<0.001)。全集団における生存期間は治療間で差が示されなかったが、PSが良好な女性に限ると有意な延長が認められた。

【発表】

2003年3月

【試験名】

EORTC55872(Phase 3)

【原著】

Ann Oncol 2003 ; 14 : 441-8.  [PubMed: 12598351]