【トリプルネガティブ乳がん:一次治療(PFS)】「サブタイプに基づく治療+アブラキサン」vs「アブラキサン」

FUTURE-SUPER(Lancet Oncol)                 

トリプルネガティブ進行乳がんと診断された女性が初めての治療を考える場合、「アブラキサン」に「サブタイプに基づく治療」の上乗せを選択することで無増悪生存期間の上乗せが期待できる。

本試験では、サブタイプに基づく治療として、免疫原性が高いサブタイプには「カムレリズマブファミチニブアブラキサン」治療、LAR-PIK3/AKT陽性またはBLIS/MES-PIK3/AKT陽性サブタイプには「アバスチンアブラキサン」治療、LAR-HER2陽性サブタイプには「ピロチニブアブラキサン」治療、MES-PIK3/AKT陽性には「アフィニトールアブラキサン」治療が選択された。

【発表】

2024年2月8日

【試験名】

FUTURE-SUPER(Phase 2)〔NCT04395989

【試験参加国】

中国

【原著】

Lancet Oncol. 2024 ;25:184-197.  [PubMed: 38211606]