「選択的エストロゲン受容体分解薬 イムルリオ(一般名:イムルネストラントトシル酸塩)」は、2025年12月22日、「内分泌療法後に増悪したESR1遺伝子変異を有するホルモン受容体陽性かつHER2陰性の手術不能又は再発乳がん」を効能又は効果として承認された。本承認はPhase 3試験『EMBER-3』の結果に基づく。
「イムルリオ」単剤治療の新規性は、内分泌療法耐性の主要因であるESR1変異を有する乳がんに対し、経口投与可能な次世代選択的エストロゲン受容体分解薬として、従来の標準治療を上回る有効性を示した点にある。
EMBER-3試験において、ESR1変異陽性患者に対し、本剤は標準内分泌療法(フェソロデックス等)と比較して無増悪生存期間を有意に延長し、後続解析では全生存期間においても約11.4ヵ月の延長(中央値34.5ヵ月 vs 23.1ヵ月)を示した。注射剤であるフェソロデックスの負担を軽減しつつ、化学療法導入を遅らせる新たな治療選択肢として期待される。
【効能及び効果】
内分泌療法後に増悪したESR1遺伝子変異を有するホルモン受容体陽性かつHER2陰性の手術不能又は再発乳癌
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