【大腸がん:一次治療(OS)】「FOLFOXIRI+ベクティビックス」vs「FOLFOX+ベクティビックス」

TRIPLETE(JCO)                         

遠隔転移を認め、RAS野生型かつBRAF野生型の大腸がんと診断された人が初めての治療を考える場合、「FOLFOXIRIベクティビックス」治療を選択することで「FOLFOXベクティビックス」治療を選択した場合を上回る生存期間が期待できる。

奏効率、無増悪生存期間は「FOLFOXIRIベクティビックス」治療と「FOLFOXベクティビックス」治療に差はなかったが、生存期間には差が生じた。両治療の後続治療を受けた割合については二次〜四次治療で同程度であり、治療内容に大きな差はなかった。「FOLFOXIRIベクティビックス」治療は、病勢進行時点での腫瘍量がより少ない状態をもたらす可能性がある。これにより、より長く生存し、後続治療の恩恵をより多く得ることができたのではないかと考えられている。本試験で使用されたRECIST1.1は、標的病変を5つまでしか測定しておらず(RECIST 1.0は10まで)、これにより、腫瘍量全体の動態評価の精度が低下した可能性がある。「FOLFOXIRIベクティビックス」治療は奏効率や無増悪生存期間といった従来の評価項目では測定しきれない、より深く、より持続的な奏効をもたらし、これが生存期間の改善につながったと推察されている。

FOLFOXIRIベクティビックス」治療を選択した場合、グレード3または4の下痢、好中球減少症、無力症をより多く経験する可能性があるが、予測可能であり、適切に処方する人が選択されることと支持療法により管理可能である。

【発表】

2026年1月8日

【試験名】

TRIPLETE(Phase 3)〔NCT03231722

【試験参加国】

イタリア

【原著】

J Clin Oncol. 2026 Jan 8.  [PubMed: 41505697]

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