【トリプルネガティブ乳がん:二次治療(OS、PFS、ORR)】「キイトルーダ」vs「化学療法」

1または2ラインの全身療法を受けたことがあり、トリプルネガティブ乳がんの人が次の治療を考える場合、「キイトルーダ単剤治療」を選択しても「化学療法(カペシタビンハラヴェンゲムシタビンビノレルビンより主治医が選択)単剤治療」を上回る生存期間は期待しにくい。

キイトルーダ」治療を受けた9.6%、化学療法を受けた10.6%が治療に奏効した。「キイトルーダ」治療を受けた人のうち、CPS 20以上の人では26%が治療に奏効した。

キイトルーダ」治療を受けた人の無増悪生存期間は全集団でも、CPS 1以上の人でも、CPS 10以上の人も2.1ヵ月であった。化学療法を受けた人の無増悪生存期間は全集団で3.3ヵ月、CPS 1以上の人で3.1ヵ月、CPS 10以上の人で3.4ヵ月であった。

主なグレード3~4の治療関連有害事象は、貧血(1% vs 3%)、白血球減少(1%未満 vs 5%)、好中球数減少(1%未満 vs 10%)、好中球減少(0例 vs 13%)であった。

【発表】

2021年3月4日

【試験名】

KEYNOTE-119(Phase 3)〔NCT02555657

【試験参加国】

日本(国立がん研究センター中央病院、広島市立広島市民病院、聖路加国際病院、兵庫県立がんセンター、埼玉県立がんセンター、千葉がんセンター、静岡県立静岡がんセンター、がん研有明病院、国立がん研究センター東病院、北海道がんセンター、近畿大学病院、大阪医療センター、愛知県がんセンター、熊本大学医学部附属病院、相良病院、四国がんセンター、九州がんセンター、新潟県立がんセンター新潟病院、東北公済病院)、韓国、台湾、香港、タイ、マレーシア、シンガポール、トルコ、ロシア、フランス、スペイン、ポーランド、ドイツ、オランダ、スウェーデン、イタリア、スイス、アイルランド、フィリピン、ベルギー、英国、オーストラリア、ニュージーランド、米国、メキシコ、ブラジル、ペルー、アルゼンチン、コロンビア、グアテマラ、ゴメス、南アフリカ

【原著】

Lancet Oncol 2021; 22: 499–511.  [PMID:33676601]

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