
CheckMate 069 (Lancet Oncol)
BRAF変異陰性の人が、初めての免疫療法を考える場合、「ヤーボイ」治療に「オプジーボ」治療の追加を選択することで、生存率の向上が期待できる。
試験では「オプジーボ+ヤーボイ」併用治療を受けた人の63.8%が治療開始2年後においても生存していたのに対し、「ヤーボイ」単独治療を受けた人の2年生存率は53.6%であった。
治療に関連したグレード3または4の有害事象は、「オプジーボ」治療の追加を選択することで、増加する。試験では20%から54%に増加した。
主な併用治療に関連したグレード3または4の有害事象は、大腸炎、ALT上昇。試験では「オプジーボ+ヤーボイ」併用治療を受けた13%、11%の人が経験した。「ヤーボイ」単独治療に関連したグレード3または4の有害事象は、下痢(11%)、下垂(4%)。
深刻なグレード3または4の治療に関連した有害事象も「オプジーボ」治療の追加を選択することで、増加する。試験では11%から36%に増加した。
【発表】
2016年9月9日
【試験名】
CheckMate 069 (Phase 2)〔NCT01927419〕
【試験参加国】
米国、フランス
【原著】
Lancet Oncol. 2016 ;17:1558-1568. [PubMed:27622997]
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