【PD-L1陰性肺がん:二次治療(OS)】「サイラムザ+ドセタキセル」vs「テセントリク」

WJOG10317L(Lung Cancer)                   

PD-L1陰性または低発現の非小細胞肺がんと診断され、プラチナ併用療法後に進行した人が次の治療を考える場合、「ドセタキセルサイラムザ」治療を選択しても「テセントリク」治療を選択した場合を上回る無増悪生存期間が期待できるが、生存期間の延長は期待しにくい。「テセントリク」治療を受けた人の2年生存率が42.8%、「ドセタキセルサイラムザ」治療を受けた人の2年生存率は19.4%であった。

テセントリク」治療の奏効率は5.6%であったのに対し、「ドセタキセルサイラムザ」治療の奏効率は35.3%と有意に高かった。全体的に「テセントリク」治療はグレード3以上の有害事象が少なかった。

試験の登録期間は2018年4月〜2020年3月であり、登録遅延により早期終了したため、計画より規模が小さいことから、結果の解釈には慎重を要するが、「ドセタキセルサイラムザ」治療は奏効率、無増悪生存期間といった短期的効果に優れており、「テセントリク」治療は2年生存率が高く、有害事象も少ない治療と言える。

【発表】

2025年6月23日

【試験名】

WJOG10317L(Phase 3)〔NCT01168973

【試験参加国】

日本

【原著】

Lung Cancer. 2025 Jun 23. [PubMed:40602204]