【EGFR陽性肺がん:術後治療(3年MRD陰性DFS)】「タグリッソ」vs「経過観察」

ADAURA(Nat Med)                       

EGFR遺伝子変異陽性のII-IIIA期非小細胞肺がんと診断され、手術を受けた人が術後補助療法を考える場合、「タグリッソを用いた補助療法」を選択することで、3年後も増悪(CT/MRI/病理診断)も微小残存病変(循環腫瘍DNA)もなく、生活できる可能性が高まる。

【発表】

2025年3月17日

【試験名】

ADAURA(Phase 3)〔NCT02511106

【試験参加国】

日本(順天堂大学医学部附属順天堂医院、九州大学病院、関西医科大学附属病院、広島市立広島市民病院。広島大学病院、金沢大学附属病院、国立がん研究センター東病院、産業医科大学病院、神戸市立医療センター中央市民病院、久留米大学病院、四国がんセンター、名古屋第一赤十字病院 、新潟県立がんセンター新潟病院、近畿大学病院、北里大学病院、近畿中央呼吸器センター、佐世保市総合医療センター、仙台厚生病院、東京医科大学病院、静岡がんセンター、山口宇部医療センター、横浜市立市民病院、神奈川県立がんセンター、鳥取大学医学部附属病院)、オーストラリア、ベルギー、ブラジル、カナダ、中国、フランス、ドイツ、香港、ハンガリー、イスラエル、、イタリア、オランダ、ノルウェー、ポーランド、韓国、ルーマニア、ロシア、スペイン、スウェーデン、台湾、タイ、トルコ、ウクライナ、米国、ベトナム

【原著】

Nat Med. 2025 Mar 17. [PubMed: 40097663]

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