現在、日本を含む国際共同Phase 3試験が進行中の前立腺がん治療についてまとめた。現時点で、開発がPhase3試験以降の治療レジメンが10件ある。なお、開発は成功しなかったが、文献未発表の3件の試験も掲載している。
1. 限局性または局所進行前立腺がん
現在、「限局性または局所進行前立腺がん」を対象とした試験が1件進められている。
【限局性前立腺がん:周術期治療(MFS)】「アーリーダ+アンドロゲン除去療法→手術→アーリーダ+アンドロゲン除去療法」vs「アンドロゲン除去療法→手術→アンドロゲン除去療法」
PROTEUS 高リスクの限局性または局所進行前立腺がんと診断された人が手術前後の治療を考える場合、手術前と手術後の「アンドロゲン除去療法」に「アーリーダ」の上乗せを選択することで、無転移生存期間が延長できるかについて、現 ...
【BRCA陽性限局性前立腺がん:周術期治療(MFS)】「サルパリブ+アンドロゲン除去療法+放射線療法」vs「アンドロゲン除去療法+放射線療法」
EvoPAR-Prostate02 遠隔転移を有さないBRCA変異陽性前立腺がんと診断された人が「アンドロゲン除去療法+放射線療法」を考える場合、「PARP阻害薬 サルパリブ」の上乗せを選択することで、無転移生存期間が延長されるかに ...
2. オリゴメタ前立腺がん
現在、「オリゴメタ前立腺がん」に対する放射線療法後の補助療法を検証する試験が1件進められている。
【PSMA陽性オリゴメタ転移性前立腺がん:照射後治療】「プルヴィクト」vs「経過観察」
PSMA-DC PSMA-PETで1〜5個の転移病変が検出されたPSMA陽性前立腺がんと診断された男性が体幹部定位放射線治療後の治療として「プルヴィクト」の無転移生存期間における有用性を検証する臨床試験が現在、進んでいる。 ...
3. 転移性ホルモン感受性前立腺がん
現在、「転移性ホルモン感受性前立腺がん」を対象とした試験が3件進められている。
【PTEN欠損ホルモン感受性前立腺がん:一次治療(PFS)】「トルカプ+ザイティガ+アンドロゲン除去療法」vs「ザイティガ+アンドロゲン除去療法」
CAPItello-281(Ann Oncol) PTEN欠損を有する転移性ホルモン感受性前立腺がんと診断された男性がアンドロゲン除去療法に薬剤の上乗せを考える場合、「ザイティガ+プレドニゾロン」治療だけでなく「トルカプ」の追加を選択するこ ...
【ホルモン感受性前立腺がん:一次治療】「プルヴィクト+標準治療」vs「標準治療」
PSMAddition 転移性ホルモン感受性前立腺がんと診断された男性が初めての治療を考える場合、「アンドロゲン除去療法+アンドロゲン受容体シグナル阻害薬」に「プルヴィクト」の上乗せを選択することで、無増悪生存期間の延長が期待 ...
【ホルモン感受性前立腺がん:一次治療(PFS)】「ベージニオ+ザイティガ+アンドロゲン除去療法」vs「ザイティガ+アンドロゲン除去療法」
CYCLONE 3 転移性ホルモン感受性前立腺がんと診断され、現在、アンドロゲン除去療法を受けている男性がさらなる「ザイティガ+プレドニゾロン」を含むさらなる治療を考える場合、「ベージニオ」の上乗せを選択することで、無増悪生 ...
【ホルモン感受性前立腺がん:一次治療(PFS)】「メブロメトスタット +イクスタンジ」vs「イクスタンジ」
MEVPRO-3 転移性ホルモン感受性前立腺がんと診断された男性が初めての治療を考える場合、「イクスタンジ」治療に「EZH2阻害薬 メブロメトスタット」治療の上乗せを選択することで、無増悪生存期間が延長されるかについて、現 ...
4. 転移性去勢抵抗性前立腺がん
4-1. 一次治療
現在、「転移性去勢抵抗性」を対象とし、「新規アンドロゲン受容体シグナル阻害薬」への上乗せ効果を検証する開発が5件進められていたが、そのうち「PARP阻害薬」を「イクスタンジ」治療に併用した1件は成功し、「抗PD-1抗体」を「イクスタンジ」治療に併用した1件は成功しなかった。
【DDR陽性去勢抵抗性前立腺がん:一次治療】「ターゼナ+イクスタンジ」vs「イクスタンジ」
TALAPRO-3 DDR修復遺伝子変異を有する転移性去勢抵抗性前立腺がんと診断された男性が次の治療を考える場合、「イクスタンジ」治療に「ターゼナ」の上乗せを選択することで、無増悪生存期間が延長されるかについて、現在、検証が ...
【去勢抵抗性前立腺がん:一次治療(PFS)】「メブロメトスタット +イクスタンジ」vs「イクスタンジ」
MEVPRO-2 転移性去勢抵抗性前立腺がんと診断された男性が初めての治療を考える場合、「イクスタンジ」治療に「EZH2阻害薬 メブロメトスタット」の上乗せを選択することで、無増悪生存期間が延長できるかについて、現在、検証 ...
4-2. 二次治療
【去勢抵抗性前立腺がん:二次治療(PFS)】「メブロメトスタット +イクスタンジ」vs「イクスタンジ」
MEVPRO-1 転移性去勢抵抗性前立腺がんと診断され、ザイティガ治療歴を有する男性が次の治療を考える場合、「EZH2阻害薬メブロメトスタット+イクスタンジ」治療を選択することで、「イクスタンジ(またはドセタキセル)」単剤 ...
【去勢抵抗性前立腺がん:二次治療(PFS)】「パスリタミグ+ドセタキセル」vs「ドセタキセル」
KLK2-PASenger 転移性去勢抵抗性前立腺がんと診断され、アンドロゲン受容体経路阻害薬治療中に進行した男性が次の治療を考える場合、「ドセタキセル」治療に「KLK2/CD3二重特異性抗体 パスリタミグ」の上乗せを選択すること ...
【去勢抵抗性前立腺がん:二次治療(PFS、OS)】「オペベソスタット」vs「ザイティガ」
OMAHA-4 転移性去勢抵抗性前立腺がんと診断され、1剤目のアンドロゲン受容体シグナル阻害薬治療後に進行した男性が次の治療を考える場合、「CYP11A1の阻害薬オペベソスタット」治療を選択することで、「ザイティガ+プレド ...
【PSMA陽性去勢抵抗性前立腺がん:二次治療(PFS、OS)】「177Lu-ロソパタマブ テトラクセタン+標準治療」vs「標準治療」
ProstACT Global PSMA陽性の転移性去勢抵抗性前立腺がんと診断され、アンドロゲン受容体シグナル阻害薬治療を受けたことがある人が「標準治療」への「177Lu-ロソパタマブ テトラクセタン」の上乗せを選択することで、 ...
【去勢抵抗性前立腺がん:二次治療(PFS、OS)】「イフィナタマブ デルクステカン」vs「ドセタキセル」
IDeate-Prostate01 転移性去勢抵抗性前立腺がんと診断され、アンドロゲン受容体シグナル阻害薬治療を受けたことがある人が次の治療として「イフィナタマブ デルクステカン」治療を選択した場合、「ドセタキセル」治療を選択した ...
【PSMA陽性去勢抵抗性前立腺がん:二次治療(rPFS)】「アクチニウム-225標識PSMA-617+アンドロゲン受容体シグナル阻害薬」vs「標準治療」
AcTFirst PSMA陽性の転移性去勢抵抗性前立腺がんと診断され、アンドロゲン受容体シグナル阻害薬治療後に進行した人が「225Ac-PSMA-617+別のAR受容体シグナル阻害薬」を選択することで、標準治療を選択した ...
【去勢抵抗性前立腺がん:二次治療(PFS)】「トルカプ+ドセタキセル」vs「ドセタキセル」
CAPItello-280 転移性去勢抵抗性前立腺がんと診断され、アンドロゲン受容体シグナル阻害薬治療後に進行した男性が次の治療を考える場合、「ドセタキセル」治療に「AKT阻害薬 トルカプ」の上乗せを選択しても、無増悪生存期間 ...
4-2. 三次治療
【去勢抵抗性前立腺がん:三次治療(PFS、OS)】「オペベソスタット」vs「ザイティガ」
OMAHA-3 転移性去勢抵抗性前立腺がんと診断され、1剤目のアンドロゲン受容体シグナル阻害薬、タキサン系製剤治療後に進行した男性が次の治療を考える場合、「CYP11A1の阻害薬オペベソスタット」治療を選択することで、「ザ ...
【去勢抵抗性前立腺がん:三次治療(OS)】「ザルリタミグ」vs「標準治療」
XALUTE 転移性去勢抵抗性前立腺がんと診断され、アンドロゲン受容体標的薬、ドセタキセル治療を受けたことがある男性が次の治療を考える場合、「SEAP1/CD3二重特異性抗体 ザルリタミグ」治療を選択することで標準治療(ジ ...
【PSMA陽性去勢抵抗性前立腺がん:三次治療(rPFS)】「アクチニウム-225標識PSMA-617」vs「標準治療」
PSMAcTION PSMA陽性の転移性去勢抵抗性前立腺がんと診断され、アンドロゲン受容体シグナル阻害薬、化学療法歴を有し、「プルヴィクト」治療後に進行した人が「225Ac-PSMA-617」を選択することで、標準治療を選択 ...