【ALK陽性肺がん:二次治療】アレセンサ

ALK融合遺伝子陽性で、ザーコリ治療を受けた後、病勢が進行した人でも、「アレセンサ」治療を受けることで腫瘍縮小効果が期待できる。

有害事象は主にGrade1-2のものであり、36%の人に「便秘」、33%の人に「倦怠感」、24%の人に「筋肉痛」、23%の人に「むくみ」が現れた。Grade3−4の有害事象は、8%の人に「CPK値上昇」、6%の人に「ALT値上昇」、5%の人に「AST値上昇」が現れた。

米国では、2015年12月11日、この「NP28761試験」と「NP28673試験」の2つの第Ⅱ相試験の結果に基いて、「アレセンサ」が「クリゾチニブに不応または不耐容のALK陽性の転移性非小細胞肺がん」を効能・効果として承認された。日本では2014年7月4日に承認され、同年9月5日より発売されている。

【発表】

2015年12月19日

【試験名】

NP28761(Phase 2)〔NCT01871805

【原著】

Lancet Oncol. 2016;17:234-42. [PubMed:26708155]

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