【食道がん:術前治療(3年OS)】「ドセタキセル+シスプラチン+5-FU」vs「シスプラチン+5-FU」

JCOG1109 NExT(Lancet)                     

局所進行食道扁平上皮がんと診断された人が手術前の補助化学療法を考える場合、「シスプラチン5-FU」治療に「放射線療法」の上乗せを選択しても3年生存率の向上は期待しにくいが、「ドセタキセル」の上乗せを選択することで3年生存率の向上が期待できる。

本試験の結果に基づき、cStage II、III食道癌に対して手術を中心とした治療を行う場合、術前化学療法として「ドセタキセルシスプラチン5-FU」3剤併用術前化学療法を強く推奨されている。

【発表】

2024年6月11日

【試験名】

JCOG1109 NExT(Phase 3)〔jRCTs031180202

【試験参加国】

日本

【原著】

Lancet. 2024 Jun 11. [PubMed: 38876133]

【こちらの図鑑も合わせて見る】